クラニオセイクラル・セラピーとは?

クラニオセイクラル・ヒーリングアートは バイオダイナミクスのアプローチを通して学ぶことが出来ます。バイオダイナミクスのアプローチは軽いタッチで働きかける優しくも効果的な方法で身体バランスを整え、疲れを回復させます。体が持つ本来の自己治癒力をサポートし、特に神経系のストレスを解除し、生命の根本的なエネルギーを高める働きをします。強制的な変更を加えることはないので、赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人に適した施術を行うことができます。

クラニオ(頭蓋) セイクラル(仙骨)、字の如く、頭蓋から仙骨に至る身体システムに注目したワークです。頭蓋・脊柱・骨盤の骨格系、中枢神経系、脳を包む膜システム、脳脊髄液の循環に関係します。その他、筋膜系および身体のあらゆる部分に関わっていきます。施術は、身体に生じるタイド・モーションと呼ばれる波動、また、原初呼吸と呼ばれる微細な運動を知覚することで行います。これらの固有モーションに耳を傾け、今ある状態から、身体が好む手順に従って解放されるのを見届けるといった手法です。

Craniosacral Healing Arts の試み

クラニオセイクラル・ヒーリングアーツは 純粋な癒し とは何か? を考えるスクールです。バイオダイナミクスのアプローチのクラニオワークもそうですが、私たち人間の本質性に焦点をあてたエゴ心理学、トラウマへの理解などを講義に取り入れ、また瞑想も行い、身体、心、思考の3つの領域においての健全さを考えます。クラニオバイオの施術者育成のためのファンデーションコースは 10モジュールあり、解剖学・生理学・発生学、そして、触診技能と、段階的に学べることが出来ます。また、コースの間の練習会など行う準備があります。

Breath of Life & Stillnes

ブレスオブライフは クラニオバイオの基本概念です。訳すと「生命の息」です。それは、私たちの体・心・精神の土台でもあり、また、生命固有の自然治癒力として働きます。その潜在力は推進力となって液と組織に潮流のような運動を表し、また、すべての細胞が呼吸するような原初呼吸運動として知覚されます。この運動は生命固有のオリジナル・モーションと呼ばれ、施術者の手による知覚観察のもと、正中エネルギーの調節、その周辺組織の捩れ、液の停滞が解消に向かいます。その際に、深い休息を伴った感覚を得ることができるでしょう。その状態はスティルネスと呼ばれ、クラニオバイオの独特の施術感覚です。ザワザワした波長が静かな湖水に滑り込むように収まり、とても心地よく、施術中また後に全てがゆったりとした感覚に満たされるでしょう。体の不調和音が消え、静寂に満たされる様子です。これはクライアントと施術者の両者に起こります。まるで瞑想が深く落ち着き、静寂の世界に浸透していくような感じです。

観照というマナー

テクニックではなく、観照することを学ぶ。観照の意味は、主観を交えずあるがままの姿を眺める、とある。クラニオバイオの施術者は手を通して耳を傾けると表現され、耳を傾けると観照はこのコンテキストの中で同じ意味と捉えて良い。つまり、手を通して知覚的な観察を行う。そして、そこにどんな主観も交えない。つまり、ジャッジしないと言うことである。

本質はユニークな様相を表すかもしれないが、間違ってもそれが固定された姿であることはない。一瞬たりとも同じ様相である試しはないのである。ゆえに、どのようなテクニックの型も役に立たない。わたしたちが知覚する原初呼吸または波動に一寸も違わないコピーされたような同じ波はやってこないのだ。わたしたち施術者はそのことを知るために観照し続ける。